はじまりのことば
私は、この地を歩く。
風の中に聞こえる鳥の声、苔生した石段。
ふと、時の向こうから語りかけてくるような気配を感じる。
かつてこの場所に、人々の祈りがあった。
暮らしがあり、物語があった。
それらはいつしか忘れられていくのだろう。地図からも記憶からも消えてしまう物語がある。
だから私は歩く。
「カタリベ」として、失われつつある記憶を拾い語り継ぐために。
「記憶を語る旅」とは
カタリベ茨城が目指すのは、土地に眠る記憶をたどり、もう一度“いのち”を吹き込む旅。
神社、祠、古道、石碑、祭り跡。それぞれの場所には語られざる物語があります。
それをただ記録するだけでなく、現地を歩き、感じ、語り直す。
過去を知ることで、現在の私たちがこの土地とどう関わっていけるのかを探ります。
案内人
案内人:巴
活動内容
神社巡りツアー
地元案内人とともに、忘れられた社や伝承地をめぐる少人数の旅。
現地での語りや参加者の記憶の共有を通して、場所と人をつなぎます。
ドキュメント記録
訪れた場所の歴史・記憶・現地写真をアーカイブとして残します。
地域との連携
地元神社や自治会、郷土史家との協働を進め、地域文化の再発見と継承を支援します。
▶2020年お狐こんこんプロジェクト(水戸市 水雷稲荷神社)
結びに
記憶は語り継がれるとき、未来を照らす光になります。
カタリベ茨城は、その光を見つけるために歩き続けます。
― 記憶を語る旅。
それは、土と人を紡ぐ物語。